生物は細胞からなる。 細胞が集まって臓器となり、組織となり、体を形作る。 それらは相互に作用しながら激しく化学反応を繰り返している。 生命活動は動的過程でありながら見た目は静的である。
 
本作はその生命現象に触発され、動的過程を平面に定着させたものである。意図的に表面エネルギーの異なる塗料を作成し、それをキャンバス上に展開するとエネルギー安定状態となるように相互作用しながら自発的構造を生み出す。それ自身を平面に定着させたものである。 色が相互作用しながら自発的に生み出す過程は正に色の細胞となり、作品そのものが生命現象と重なる。そして、生み出された作品は生命と同じように美しさを生み出す。
 
本作は色細胞シリーズの一つであり、Redから派生し展開した作品である。
 
●作品名：Color Cells R↑
●作家名：遠藤克己　　作家の紹介を見る
●ジャンル：ミクストメディア
●支持体：キャンバス
●画寸：F10 (53.0cm×45.5cm）
●額外サイズ：無し
 
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